世界の未来は...
本日はブリュッセルで爆破テロがありましたね。
いたましい事件であり、犠牲になられた方々へ心から哀悼の意を表します。
今、世界では何が起きているのか?
最近は、テロといった国単位ではなく『組織単位』での戦争が多くなっています。
この背景には、様々な要因があろうかとは思いますが、まず大きなポイントとして『核兵器』が世界中に拡散してしまった事が挙げられるかと思います。
一度国が核を持ってしまえば容易に戦争を始める事が出来なくなります。
それは大国同士が核を持ち、戦争にまで至らなかった東西冷戦を思い返すと良く分かると思います。
核を持つ国同士が戦争を始めてしまえば、例えば一方が核を使用してしまうともう一方も核を使う事になるのは明白です。
お互いの国が焼け野原になって歯止めが効かなくなってしまい、結果どちらの国も勝ち負けどころか自身を滅ぼしてしまう事になりかねないのです。
現実として核兵器がある種の戦争の抑止力になっている事は、否定できません。
そうして、近現代の戦争の主流はテロに移り始め、その傾向は今後も続いて行くことになるのではないかと筆者は考えています。
もっと言えば、全面衝突が出来ない国と国との代理戦争として、組織を使ったテロ活動も多くなっていくのではないか?
そして、テロ組織が核兵器を持ってしまう可能性も否定は出来ません。
これからは、テロに対していかに向き合っていくかという事も私たちの未来を考えて行く上でとても必要な事だと思っています。
それと同時に、国と国との戦争も第二次大戦以降、減少傾向にはあるものの、東アジアを見ただけでも警戒しておくに越したことはないのではないでしょうか?
中国バブルは崩壊したと言われていますが、現共産党政権がもし崩壊に近づいた時、アジアで有事が起こらないとはなぜ断言できるでしょうか?
未来を予想する為には、私たちは過去も勉強する必要があります。
戦争やテロリスクが高まる時はどんな時なのか?
また、過去の戦争はどんな形で破滅的な戦いに突き進んでいったのか?
次回の記事では、その辺りを検証していこうと思います。